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「多肉を増やしてみたいけど方法がわからない」
「葉ざしに挑戦したけど、上手く芽が出ない」
このような悩みを抱えている多肉初心者の方は多いと思います。実際、多肉の増やし方はいくつかあり、代表的なものに葉ざし、さし木、株分け、子株とり、タネまきなどがあります。
中でも今回ご紹介する葉ざしは親株の負担が少なく、一度にたくさんの株が増やせるので、多肉初心者にもおすすめの方法となります。
ただし、葉ざしを成功させるには、タイミングやコツがあるので、それらを知らないと多肉が増えないばかりか、大切な多肉を失う原因にもなりかねません。
本記事では、葉ざしの方法を7つのポイントに絞って解説しているので、ぜひ参考にしていただければと思います。

多肉を増やすのは楽しいです! ぜひ、挑戦してみてください。
葉ざしを成功させるポイント7つ
葉ざしの基本
葉ざしは多肉植物ならではの増やし方といえます。仕組みは簡単で、多肉は葉の中に養分を蓄えているので、切り離した葉の成長点から新たな株が芽吹くのです。
一枚の葉から芽が出るので、たくさん葉ざしをを行えば、いっぺんに多くの多肉を増やすことができます。
- ポイント①:葉ざしに向く多肉
- ポイント②:葉ざしの時期
- ポイント③:葉の取り方
- ポイント④:葉の置き方
- ポイント⑤:土の準備
- ポイント⑥:日当たり管理
- ポイント⑦:発根・発芽後の対応
ポイント①:葉ざしに向く多肉
多肉植物には葉ざしに向くタイプと、そうではないタイプがあるので注意が必要です。前提として、成功しやすいのは葉が大きく、肉厚なタイプです。
エケベリア属、セダム属、グラプトペタルム属、パキフィツム属、コチレドン属など
ポイント②:葉ざしの時期
葉ざしの時期は成長期が基本となります。
春秋型であれば10〜20℃前後が生育適温なので、3〜5月、10〜11月が葉ざしに適した時期となります。
生育期の少し前、2〜4月、9〜10月に葉ざしをしてもOKです。
多肉は湿気に弱いので、葉ざしも梅雨時期と真夏は避けるようにしましょう。
ポイント③:葉の取り方
葉ざしを始める前の準備段階として、多肉を十分乾燥させる必要があります。実施の数日前から水やりは控えましょう。
葉を取る際は、付け根部分から引き離し、必ず切り口に丸い点(成長点)があることを確認しましょう。
葉を取る際は、ゆっくり左右に揺らしながら引っ張る。取りにくい場合は、ピンセットを使ってもOK。
ポイント④:葉の置き方
葉ざしでの葉の置き方にはいくつかあり、代表的な3つの方法をご紹介します。
- やり方 ①:仰向けの状態で土の上に置く
- やり方 ②:葉を横向きにして土の中に半分ほど埋める
- やり方 ③:葉のつけ根を1cmほど埋める
切り口が土に触れると腐って失敗しやすいという意見もあります。
逆に、葉がほんのちょっと土に触れる程度がベストという人もいます。
この点は、葉の状態や温湿度に左右されるので、ご自身の環境にとってベストな方法を模索していってもらいたいと思います。ちなみに、切り離した葉の断面が土に着いていなくても芽は出るので、心配な方は無理に土に挿さなくても良いでしょう。
土に挿す場合も、深く挿しすぎると発芽・発根しにくくなるので注意が必要です。
ポイント⑤:土の準備
葉ざし用の土は市販の種まき用土で十分です。
自身で用意する場合は赤玉・鹿沼土の細粒と水もちの良いピートモスなどを混ぜ合わせてみましょう。
注意点は発芽・発根するまでは、土に水をあげないことです。



ついつい土に水をあげたくなりますが、グッと我慢です!
ポイント⑥:日当たり管理
葉を土の上に並べたら、直射日光を当てず半日陰の弱い光で管理しましょう。
発芽・発根するまでは屋外、室内のどちらで管理しても良いですが、根や芽が出たら普通の多肉と同様、日当たりの良い場所に移動させましょう。
ポイント⑦:発根・発芽後の対応
発芽・発根したら土に水をあげます。通常の多肉より水あげの回数を増やし、乾燥を防ぎましょう。
根が育ってきたら、土に少しくぼみをつけて根に軽く土をかぶせます。
新芽が2cmくらい成長したら、植え替えが可能です。
多肉用の土を用意し、新芽がぎりぎり顔を出す程度に植えつけ、水やりもしっかりします。
葉ざし用の元葉は、新芽が成長し大きくなるとカサカサに枯れてきますが、栄養が行き渡った証拠なので、そうなって初めて切り離します。
まとめ
今回は「多肉植物の増やし方」として葉ざしのポイントを7つご紹介させていただきました。
ぜひ、葉ざしで多肉を増やす喜びを味わっていただければと思います。
以下では、ネットで気軽に多肉を購入できる優良サイトを掲載しています。
→【もう迷わない!】ネット通販おすすめ多肉専門店・ショップ6選
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